本題の原因と対策についてです。
一人ひとり悩みは異なりますが、
原因や対応は共通点が多いと考えられます。
原因
脳のシナプスの構造から
「忘れっぽさや落ち着きの無さ、社会性の困難さ」
などの特性が生じます。
これらは治療などで治るというものではなく、
自分を理解し、向き合い、環境を適応させ、
暮らしていくことが大切です。
一例ですが、
忘れっぽさには、予定の見える化や部屋の構造化。
落ち着きの無さには、事前にたくさん体を動かす、
一呼吸置く訓練を積む など。
(しり取りやトランプなど順番に進める遊びなど)
そして何れも周囲に理解を求める事が大切です。
また特性以外に、
大きく2つの事象が生じることが多くあります。
事象①感覚のばらつき
「視覚・聴覚・触覚・固有覚・前庭覚」を指ます。
過敏さ・鈍感さで様々な悩みが生じます。
例)
・聴覚過敏:特定の音を嫌がる。
・触覚過敏:集団から距離を置きたがる。
・前庭覚(平衡感覚)が鈍感:
刺激を求め、飛んだり回ったりを繰り返す。
感覚は年齢と共に自然と変化するものです。
一方、訓練で必ず成果が出るとは限りません。
そのため、嫌がる刺激を出来るだけ避けて、
様子を観察していくことです。
※無理に刺激を与える事は、花粉症の人に
杉林で慣れる特訓をさせるようなもの。
☆続きは次回でお話しします。
成長と2次障がいに関するお話です。
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